いつもB-PUMP横浜店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
前回のブログに続き、今回も2階フロアの全面リニューアルに際してB-PUMP横浜店が見つめ直したコンセプトノートをご紹介させていただきます。
今回はいよいよ新しくなった2Fエリアのこだわりと、そこに込めた意図を詳しくご紹介させていただきます。

今回の改装は、単なる老朽化の修繕ではありません。
私たちが掲げた新コンセプト「クライミングが上手になれるジム」を具現化するための、リノベーションです。
(コンセプトについては、ぜひ前回の記事をご覧ください。)
今回のNEO横パン2Fボルダーエリアのコンセプトを順を追ってご紹介いたします。
これまで横浜店は、1Fの広大なスラブや緩傾斜が魅力である一方、2Fも緩傾斜がメインで「強傾斜が物足りない」という課題がありました。
そこで今回の改装では、施設全体のバランスを最適化。 1Fを「スラブ・緩傾斜(〜100°)エリア」とするならば、2Fは「強傾斜・トレーニングエリア」として、神奈川県内でも最大級の充実度を誇る構成へと進化することを目指しました。
強傾斜を強化する一方で、2Fだけのバランスを見た際に、あらゆるレベルの方が楽しめる「網羅性」も大切にしました。
スラブ・垂壁のアップデート:
以前の壁でも面白かった部分は残したい。
2Fフロアに入って左端のスラブ凹角エリアは1Fでは担保できない高さのあるスラブとして残し、スラブと合わせる凹角対面を100°へ傾斜変更しました。
これにより以前よりスラブ面が広くなり、凹角も(ちょっぴり)シビアに。
さらに今までの横浜店に一切なかったカンテを追加し、より立体的な動きが楽しめるバリエーション豊かな形状に変更しました。

フロア右端の垂壁もシンプルな凹壁から、左側の130°壁と組み合わせて動きの可能性が広がる3面凹角に変更。
そしてこの面には大きな秘密を秘めていますが、それは後々のお披露目となります。

X-wall:
フロア左側の100°右側からは、全ての壁の基部であるベースラインを限界までセットバックさせました。これにより、このフロアで確保できる各壁の最長登攀距離を確保しました。
その上で100°壁の右面には、平均斜度110°にて、甘い凹角やダイナミックなX字形状など縦横の立体的な変化を楽しめるエリアを配置しました。

天井高には限界がある。
さらに歴史ある合掌造りの建物である横浜店の構造上、入り組んだ梁が大きな制限を生んでいます。
しかし「高さが出せないなら、横幅と形状でスケール感を出せばいい」。
そんな発想で、新しいアイコニックな壁をデザインしました。
130°の広大な面壁:
横幅6mを超える圧倒的なスケールで、横浜店史上最大の登攀面積を確保。
一番強くなれる傾斜を最大限にご用意しました。
非対称の巨大ルーフ(150°超):
単なるルーフではなく、左右非対称に斜面を伸ばすことで、ライン取り次第で難易度を自在にコントロールできる設計に。
初級者からハードクライマーまで、強傾斜の醍醐味を味わえます。
まとめると、、
「壁そのものに個性があるからこそ、ルートセットの可能性が広がる」
B-PUMP 横浜店らしい、形状で楽しませる壁を復活させました。

今回のリニューアルで私たちが下した大きな決断の一つが、「余白をあえて壁に変える」こと。
「クライミングが上手になれるジム」というコンセプトを優先し、2F奥のストレッチスペースの一部を、150°のトレーニングウォールへと刷新。


初期設定では多くの方に登っていただくため、ラインセットにて課題をご用意させていただきました。
そして今後は、さまざま形での運用を模索していく壁となります。
道場での活用やコンセプト毎での高頻度セット、もちろんオールドスクールなまぶし壁や長物などなど、いろいろな妄想が膨らむエリアが誕生しました。
つまるところ、強くなるために必要な「登り込み」ができる環境を徹底的に作り込んでいきます。
スラブから超強傾斜、シンプルな面壁から複雑な立体壁まで。
今回の改装で、B-PUMP横浜店はクライマーが成長するために必要な「すべての要素」を網羅したジムへと進化しました。
クライミングは、一生続けていける素晴らしいライフスタイルです。 その道中で、皆さまが壁にぶつかった時、それを乗り越えるための「環境」と「コミュニティ」があるジムであり続けたいと願っています。
3月からは、この新しい壁を舞台に、今まで以上に熱いルートセットとサービスをお届けします。
新しくなったB-PUMP横浜店のセットスタイルやイベントについては、次回のブログで詳しくご案内します。ぜひご期待ください!