まずはこの曲を掛けてくれ。大事な話はそれからだ。
*ゆっくり気持ちを込めて。
*男は飲み干したグラスを置く。
男「聞いてくれよ。今日は念願だった課題が登れたんだぜ。」
*女は食器を洗っていた手を止める
女「ちょうどこのぐらいの季節だったわね。あと少しかしら」
男「あれからもう1年か。もう忘れちまったよ」
女「嘘よ。」
男「嘘じゃない。俺は今幸せだ。」
女「そんなの信じない!! アナタは忘れてなんかいなわ!!」
男「もう止めろ!! 何が不満だって言うんだ!!」
*男は手をグッと握り締める。
女「アナタは変わってしまったわ!! 今のアナタなんて抜け殻よ。 アナタはあの日から1歩も進んでなんかいないじゃない!!」
男「・・・」
女「私は。私は。今より不自由だったかもしれない。。。でも、でも、キラキラしてるアナタが好きだったの。」
*女は外に飛び出していく。
*男はタバコを深く吸い込む。
男「うずくんだよ・・・。」
*男は手をグッと握り締める。そして一言。
男「後35日。 まだ間に合うかも知れない。」
うずく貴方貴女、大量に待ってます。
詳しくは後ほど。 でも、期待は今からして下さい。
*女は玄関でしゃがみ込み思う。
女「もう一度。もう一度私見せて。5.10のシューズで誰よりも輝くアナタを・・・」