骨盤を動かそう!

こんにちは!PUMP新宿店ことパンプクライマーズアカデミーのフィジカルトレーナー、寺町です!

 

久々の投稿となります。

今回は、「骨盤を動かす」をテーマにお話ししていきたいと思います。

私がパーソナルトレーニングをする際に、どんな身体の方でも、まずは骨盤を動かすようなエクササイズを行なっています。

意外と骨盤を動かせない人が多いのです。皆さん、骨盤の動きを自由自在に操れますか?

 

骨盤は姿勢に直結する

CLIMBER’S  BIBLE  を読んだことがある方はすでに理解しているかと思いますが、まず、骨盤の重要性についてお話していきたいと思います。

ボディーを使った登りをする為には、良い姿勢であることが欠かせないのは皆さんご存じかと思います。

良い姿勢でポイントとなるのが、「背骨のS字カーブ」

背骨は緩やかなS字カーブを描いており(生理的湾曲)、これが破綻することによって、猫背や反り腰と言った、体に負担のかかる姿勢へとつながります。

背骨の一番下にある大きなお尻の骨が「骨盤」と言うのですが、骨盤の傾きによって、背骨のS字カーブは変化します。

骨盤と背骨(脊柱)は、連動して動いているのです。なので、良い姿勢を保つためには骨盤が重要なのです。

 

骨盤がニュートラルの状態

骨盤が後傾している状態(猫背になりやすくなる)

骨盤が前傾している状態(お腹の力が抜けて、過度に反り腰になると腰痛の原因になる)

 

骨盤を動かせない理由

しかし、実際に骨盤を動かすとなると、意外と上手くいきません。普段の生活の中で、骨盤を意識して動かすなんて事、あまりないですよね。

骨盤を思うように動かせない理由として、以下のことが考えられます。

 

①ある筋肉が硬くて、動きが制限されてしまう

例えば、後ろももの筋肉が硬い人は、骨盤を前傾させづらい事が多いです。

後ろももの筋肉は骨盤に付着しているので、骨盤を動かそうと思っても筋肉に引っ張られてしまうのです。

柔軟性が原因の場合は、そこが改善されないとなかなか改善されません。しかし、骨盤を動かすことによって

硬い筋肉にもストレッチの刺激が入るので、骨盤を動かすエクササイズを積極的に入れています。

 

②骨盤を動かす筋肉が上手く働かない

このような場合は、改善するのに個人差があるように思います。

今までしたことのない動きをするのですから、当然、今までしたことのない筋肉の使い方をします。

感覚が優れている人は、すぐにコツを覚えて動かせるようになります。一方、なかなかコツを覚えられない人もいます。

しかし、継続して動かすことによって、動かすコツを覚え、大きくスムーズに動かせるように筋肉が働いてきます。

 

では、どこの筋肉が関係してくるのか?というと、骨盤に付着するほとんどの筋肉が関係していると思います。

背中の筋肉や、お腹の筋肉も骨盤に付着していますし、足の筋肉・お尻の筋肉なども骨盤に付着しています。

体の表面にある大きな筋肉もありますし、体の奥にある小さな筋肉もあります。

これらが、お互いの働きを邪魔しないように協調して機能することによって、大きくスムーズに動かせる事ができるのです。

 

骨盤を動かせるようになることのメリット

では、骨盤を動かせることによって、クライミングにどのような効果をもたらすのか。

 

①骨盤周りの筋の機能向上

上記でも説明したように、細かい筋肉がしっかり働くようになるので骨盤周りが安定してきます。

そうすると、ボディーも安定してくるので、背中の力もお腹の力も、より発揮しやすくなってきます。

 

 

②壁の中での姿勢コントロール

これは、複数のお客様に効果がありました。

「今まで、登っている時に自分の姿勢がわからなかったんです。だけど、姿勢が悪くなっていると気づくことが出来て修正できるようになりました。」

 

壁の中では、傾斜や課題によって、姿勢を崩されてしまうことが多々あります。

そういった時に自分で姿勢を修正できるというのは、ケガの予防・競技力向上の観点から、非常に重要であると思います。

 

骨盤を動かすエクササイズ

ほんの一例ですが、CLIMBER’S  BIBLEに載っています。

パーソナルトレーニングでは、この種目を基本に、更にアレンジした内容も行なっています!

 

興味がある方は、ぜひ、パーソナル・フィジカルトレーニングを受けてみてくださいね♪