ストレッチってなんの為にするの? ストレッチの3つの効果とは
こんにちは!パンプクライマーズアカデミーのフィジカルトレーナー、寺町です!
さて皆さん
「普段ストレッチをしていますか?」
「どのようなストレッチをしていますか?」
ジムで開脚を一生懸命頑張っている人は、時々見かけますね。
やはり、クライミングをしている中で「もっと足が開けば・・・・」と、感じることが多いのでしょうか?
今回は、ストレッチの重要性について書いていきたいと思います。
ストレッチとは?
まず、ストレッチについて説明していきたいと思います。
ストレッチとは、主に筋肉の柔軟性を改善させる為に行なわれる手法です。
これは、スポーツ界では比較的古くから取り入れられているもので、現在でも傷害予防や疲労回復の観点から重要視されており、スポーツ愛好者からトップ選手まで幅広く行なっています。
また、スポーツをしていない一般の方々でも日常的に取り入れている方もいると思います。もちろん私も、家で子供たちと一緒にストレッチをしていますよ!
ストレッチの種類
そして、ストレッチと言っても様々な方法があります。
スタティックストレッチ・ダイナミックストレッチ・バリスティックストレッチなど。
これらは目的によって使い分けをするのですが、一般的に広く知られているのは、スタティックストレッチではないでしょうか。スタティックストレッチは反動をつけずに筋肉をゆっくりと伸ばしていく方法です。
ストレッチの効果
それでは、次にストレッチを行なう事で得られる効果を説明していきたいと思います。
①関節可動域の向上
関節可動域とは、関節を動かせる範囲の事を言います。関節を動かせる範囲は、ひとによって異なります。
骨の形や配列、関節周囲の組織(関節包や靭帯など)が影響しており、男女の関節の緩みの差は分泌されるホルモンの違いによってもたらされます。
このように、元々のからだの作りによって関節を動かせる範囲は決まっていますが、日常生活を送る中でも関節の可動域は日々変化します。
代表的な例として下記の三つがあげられます。
・筋肉の使い過ぎ
⇒これは皆さん想像がつくと思います。胸周りが硬いクライマーさん、多いですよね!
・筋肉を動かさない
⇒一日中デスクワークをしている人など、筋肉を使わなくても柔軟性が低下するって、知っていましたか?
・ケガ
⇒ケガをすると、その周囲の筋肉は硬くなりやすいです。また、肉離れなどをした場合、損傷した筋肉の部位が硬くなってしまいます。ケガからのリハビリテーションでは、まずは可動域を戻してあげることが重要となってきます。
関節可動域が広がることによって得られるメリットは、ケガの予防とパフォーマンスアップです。この辺は、後ほど詳しくお話ししますね。
②抹消循環の促進
筋肉が凝り固まっている状態だと血流が悪くなりやすいのですが、ストレッチを行なう事で筋肉が伸張されて血液循環が良くなります。
よって、全身の血液の流れが良くなり筋肉に溜まった老廃物も除去され、疲労回復の効果があると言われています。
③筋緊張の緩和
ストレッチは筋肉を伸ばすため、筋緊張を緩和することができます。
人によっては、常に筋緊張が高まっている人もいるので、緩和させてあげることによってリラックス効果を得ることが出来ます。
このように、ストレッチは体に良い効果をもたらします。
スポーツをやらない人にとっても効果がありそうですね。
次回は、クライミングにおけるストレッチを行なう(筋の柔軟性を高める)メリットをお話ししたいと思います!乞うご期待!!!