強いクライマーになる為に!トレーニングの5つの基本とは
こんにちは!
PUMP新宿店ことパンプクライマーズアカデミーのフィジカルトレーナー、寺町です!
前回の、自宅で出来る3分トレーニングはいかがだったでしょうか?
「忙しくて、クライミングをする為の体を維持できない」
「どうやってトレーニングしたら良いかわからない」
というクライマー向けに例として作ったメニューになります。
自分で、種目や回数・負荷・休憩時間などをアレンジしてもらって構いません。多くのクライマーは、自分で考えたオリジナルのトレーニングを行なっているのではないでしょうか?自分に合ったトレーニングを考えて実践することは非常に良いと思います。
しかし、その前に一度基本に戻ってみましょう。
何も知らずに自己流でやっては、トレーニング効果が低下したり、最悪ケガをしてしまう可能性もあるからです。
今回は基本中の基本、トレーニングの原則をお伝えしたいと思います!
①全面性の原則
全てバランス良くトレーニングしていきましょう、という事です。
クライマーに多いのは、キャンパや懸垂などのトレーニングはするけれど、足周りのトレーニングはしない人達です。クライミングは、全身を使って登らなければならないので、指や腕だけでなく、お尻や足などもトレーニングする必要があります。
また、筋トレだけでなく柔軟性・バランス・持久力など様々な体力要素を向上させることも大切になってきます。
②意識性の原則
トレーニングの目的や方法を理解してトレーニングしましょう、ということです。
例えば、上半身の筋力を向上させたいと思っているのに、選んだ種目が下半身のストレッチでは、自分が期待する効果は表れません。
クライミングに対する目標が明確な人ほど、考えてトレーニングをしていく必要があります。
③漸進性の原則
トレーニングの強度や種目・量などを少しずつ変化させながら、目標達成に近づいていきましょう、ということです。
これは、「一気に強度の高いトレーニングをするとケガにつながる」という事と「いつまでも同じ強度でトレーニングをしていても目標に近づけない」という2つの意味を表しています。
④反復性の原則
トレーニングは数回でやめてしまうのではなく長期間継続しましょう、ということです。身体に変化が出てくるまでは、長い時間を要します。
「数回やって効果がないので、他のをやってみる。」なんてことを続けていたら時間がもったいない!少なくとも、2~3ヶ月は継続することをお勧めします。
特に身体が硬いクライマーさん、ストレッチをしても効果がないと諦めずに継続してくださいね!
⑤個別性の原則
性別・年齢・体力・目的など、個人差を考慮してトレーニングをしましょう、ということです。同じトレーニングをやったとしても、体の反応は個々で違います。
ある人には強度が低いかもしれないし、ある人には大ケガをするほどの強度かもしれない。子供の時期は、トレーニングの種目を選択するのに注意すべき点が多々あります。
強い人のトレーニング方法を真似ることも大切ですが、個別性の原則を考えたうえで実施してほしいと思います。
これからトレーニングを始める人は、このトレーニングの原則を参考にトレーニングを進めていってください。すでにトレーニングをしている方は、改めて確認していただければと思います。
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