クライミングでストレッチが重要な5つの理由
こんにちは!
パンプクライマーズアカデミーのフィジカルトレーナー、寺町です!
前回はストレッチの基礎知識を書きましたが、今回はストレッチがクライミングにどのようなメリットをもたらすのかをお伝えしたいと思います。
まずはおさらいです!
ストレッチを行なう事で、関節の可動域(関節の動かせる範囲)が向上します。
特に、関節の可動範囲を決定づけるいくつかの項目のうちの【筋肉の柔軟性】を向上させます。筋肉の柔軟性は、日常生活やスポーツ活動などで日々変化していきます。
様々なストレッチ方法が存在しますが、目的に応じて使い分けをします。一般的に広く知られているのが、スタティックストレッチという反動をつけずに筋肉をゆっくりと伸ばしていく方法です。
関節の可動域を向上させるだけでなく、疲労回復・リラックス効果もあります。
クライマーにとって筋肉の柔軟性を高めるメリット
多くのクライマーは、薄々気付いているのではないでしょうか。クライミングには、筋力だけでなく、柔軟性も必要だってことを。
そこで、筋肉の柔軟性を高めると、クライミングにどのようなプラス効果をもたらすのか、トレーナー目線で考えていきたいと思います。
①遠いホールドに手足が届く
これは、多くの人が経験しているのではないでしょうか?
「足上がらね~!」なんて、上半身を使ってロックしながら無理やり足を上げたりなんかして・・・。
そうすると、上半身の柔軟性も余計に低くなってしまうんですよね。 柔軟性がないと、全身の力を余計に使ってしまいます。
柔軟性があれば、足上げもスムーズ。
②ケガの予防
筋の柔軟性を高めるとケガの予防になることは、どのスポーツでも言われている事です。クライミングでも、自分の動かせる範囲以上に大きく動かそうとすれば、ケガをしますよね。
③姿勢が良くなる
筋肉の柔軟性が低いと、姿勢が悪くなってしまいます。
そうすると、効率の良い登りが出来ません。トップ選手の登りを見ていると、美しい登り方ではないですか??詳しくは、クライマーズ・バイブルをご参照ください。
④力を発揮しやすくなる
例えば、ランジなど大きい力を出すときに、股関節を伸展させる(足を伸びきる)動きが出来ないと、最大限の力を発揮させることが出来ません。こういった部分でも、筋肉の柔軟性は重要となってきます。
⑤疲労回復
これは、柔軟性を高めるというより、戻してあげるというイメージですね。
クライミングの後は、使った筋肉が収縮した状態にあります。この状態だと、血流も悪くなるので老廃物が筋肉内に溜まってしまいますが、ストレッチをして柔軟性を戻してあげることによって、血流が良くなり老廃物を除去してくれます。
週5くらい登っているクライマーもいると思いますが、そんな方こそしっかり柔軟性を戻してあげましょう!
いかがですか?なんか、すごくメリットあると思いませんか?
今までストレッチしては挫折していたけど、もう一回頑張ってみよう!って思いませんか?
次回は、実際にストレッチを行なう為にどうしたら良い?というテーマで書きたいと思います!乞うご期待!!!